My Story

夫婦で親子カフェをやろうと思ったわけ

\家族の根っこを強くする/
ラクうま♡ごはんの専門家
飯島美歌です。

オーガニック親子カフェを経営しながら
ママの心を軽く&家族を元気にする
おうちごはんをお伝えしています。

ちょっとだけ私の昔話にお付き合いいただいています。
今日は私たちが夫婦で鎌倉でお店を始めた理由についてです。

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吹っ切れたら人生が一気に回り始めた!

私たちが鎌倉で親子カフェを始めた理由

「どうして親子カフェをやろうと思ったんですか?」
これ、本当によく聞かれる質問です。

お店の準備を始めてからも色々な人に言われました。

「ターゲットを絞りすぎなんじゃないか?」
「ただでさえ狭いんだから、オムツ交換台は諦めて座席を増やさないと!」
「そんな店、本当に需要があるの?」
と・・・。
なんの経験もない私たちがどんどん不安になるほど、
それはそれはたくさんの人から反対されました。

それでも私たち夫婦が【親子カフェ】にこだわった理由はただ1つ。

“自分たちが必要だと感じたから”

きっかけは長女の妊娠

結婚してしばらくして、夢の国での仕事にも別れを告げ、夫婦で鎌倉の暮らしを存分に満喫した頃、長女を授かりました。

妊娠がわかるまで、私たちは鎌倉での生活をとっても楽しんでいました♪
雑誌やテレビで見ていた憧れのお店にも歩いて行けるし、路地裏にお気に入りのお店も見つけたし。
もともと食べること・飲むことが好きだった私たち夫婦にとって、たくさんの美味しくておしゃれなお店がいっぱいの鎌倉での毎日は幸せそのもの。

でも、新しい家族が増える♪とわかってから見る鎌倉の街は今までとは少し違って見えました。

「ベビーカーでの入店はお断りします」
「大きな声を出すお子様の入店はご遠慮ください」
「小学生以下のお子さまを連れての入店はできません」
そんな注意書きがあるお店がたくさんたくさんありました。

もちろん子供を連れての入店を歓迎してくれるお店もたくさんありました。
でもオムツが替えられたリ、子ども用の椅子があったりするお店はほとんどなくて。

私たちにとって鎌倉は「ちょっと生活しにくい街」になってしまったのです。

「この子が生まれてきたら、私たちはどこにご飯を食べにいけばいいんだろう・・・」そう思いました。

子どもが小さいうちは外食なんてしないで、家でご飯を食べたらいいじゃない♪という方もいるかもしれません。
でもたまには行きたいじゃないですか、お外ランチ!!
子供が小さいからって諦めなくたっていいと思ったから。だって好きなんだもの!!

それで決めたんです。

「自分たちが欲しいと思うお店を作ろう、大好きな鎌倉に!!!」

でもこの時は具体的な考えなんてまだまだ浮かんでいませんでした。

出産後はとにかく親子カフェ巡り

そしてその後、無事に長女を出産。

自分たちの理想のお店のイメージを求め、長女を連れて関東近郊の《親子カフェ》や《子供に優しいお店》にたくさんたくさん行きました。

その中で自分たちが感じた
・こういうところが不便だなぁ
・これは助かるなぁ
・もっとこうだったらいいのに・・・
という素直な思い。

それを1つ1つ紡いでカタチにしていきました。

2016年5月 MISORA cafeオープン

不思議なことに、私たちの店のイメージが具体的になった途端に、またまた運命が動き始めました。

探しても探しても見つからなかった理想の物件が、ポンッと見つかったのです。

キッチンも全て含めて8坪弱の小さな小さなお店。
その中に私たちの理想を1つ、また1つと詰め込んでいきました。

広さの関係もあり、理想通りにできなかったことも正直たくさんあります。
でも、今の広さでできることは全てやりました。

授乳スペースも、オムツ替え台も、ベビーカーのまま入れる席も、赤ちゃんがゴロゴロできる席も、子ども達が楽しく過ごせる場所も、狭い店内にギュー!っと詰め込みました。
(“でもカフェのお洒落っぽい雰囲気は崩さない”という夫婦の裏ルールも守ったつもり♪)

なので、、、完璧ではないと思います。
広くて設備の整ったお店に比べればご不便をおかけすることも多いと思います。
そんな中でも「あ、こんなことできるんだ!よかったー☆」そんな風に感じていただけることが1つでも多くあれば嬉しいなぁ。そう思います。

そんなたくさんの想いを詰め込んで、2016年に鎌倉にMISORA cafeをオープンしたのでした。

大事にしたのは《みんなで美味しく食べられるごはん》

お店での食事のメニューのこだわりは
・契約農家から届く新鮮なホンモノ野菜のみを使用していること
・キッズメニューが充実していること
・手作りの離乳食があること
・ほぼ全てのメニューで“肉・卵・乳製品・小麦”を使用していないこと
この4つです!

大事にしたのは【家族みんなで美味しく食べられること】

《親子カフェ》というと、子ども達が好きな料理が並んでいるイメージがあるかもしれません。
でもMISORA cafeはそうではありません。
ハンバーグもエビフライもポテトも、ゼリーやおもちゃがついたお子様ランチもありません。。。

長女が1歳を過ぎて離乳食を卒業した頃、私は外食で新たな悩みにぶつかりました。
それは「娘に食べさせられるメニューがない」ということ!!

離乳食が終わり、少しずつ大人と同じような物を食べられるようになったとはいえ、、、外食はどれもこれも味が濃すぎる!
お子さまメニュー的なものも揚げ物や濃い味のハンバーグにジュースやゼリー。
まだまだ食べさせたことがないものばかりでハードルが高すぎたのです。

結果、注文できるメニューはいつも薄味の雑炊かうどん。
どちらも好きなメニューだからいいんだけど、、、
せっかくの外食だからたまには違うものが食べたいなぁと思ったり。

そういうメニューがないお店に行くときは
おにぎりなどを持参させてもらっていたので
《外食=お弁当持参》の重圧からも解放されず。。。

MISORA cafeでは、ママ達をそんな重圧から解放してあげたい!!
そう思いました。

そしてもう1つこだわっているのは【食事には肉・小麦・卵・乳製品を使用しない】こと

なぜお店の料理では使わないと決めたのか。
それはやっぱり【みんなに同じ料理を楽しんで欲しい】から。

最近はアレルギーがある子供たちの為に、チェーン店などでも
低アレルゲンメニューがあったりしますが、
正直どれも美味しくなさそう。。。

そのうえまだまだ低アレルゲンメニューに対応しているお店も少ないので、
ママ達は大変そう、、、

そして何より、家族や友達と同じものが食べられないのは、
子どももつまらないだろうなぁと、そう感じていました。

せっかく【家族みんなで食べれれる料理】を目指すなら、
そこもクリアしたいなぁ。
そう思い、やってみようと決めました!

もちろん全てのアレルギーに対応できるわけではないけれど、
特にアレルギー反応が出やすいと言われている“小麦・卵・乳製品”を
使用しなければ安心して食事ができるママがたくさんいるんじゃないかな。
お友達やママと同じものが食べられて嬉しいと感じてくれるんじゃないかな。

そう思い、お店では食事に小麦・卵・乳製品も使わないことにしました。

その結果・・・
「外食にお弁当を持参しなかったのは初めてです」
「いつもお店ではカレーが食べられないので子どもがとっても嬉しそうです」
「全部のメニューから選べるのは本当に嬉しいです」
そんな声をたくさんたくさんいただいています。

この【家族みんなで美味しく食べられるごはん】について考え、色々と学んでいる中で、
私は重ね煮に出逢うことになるのです。

その話はまた次回。

つづく

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